パワーのあるところに仕組みを提供して最強になりたい。
パワーのあるところに仕組みを提供して最強になりたい。
と、LINEのカンファレンスをみて思いました。
パワーのあるところって、なんだよ。ってなるかもしれないんですけど
僕が肌で感じるものとしては
①人の動き
②金の動き
この二点になるかと思います。
「①人の動き」について
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これはもう簡単で、人の集まるところは、パワーが強くなるわけです。
人が集まるということは、使われるということです。
そこには価値が生まれます。
LINEは圧倒的に使われていて、そしてその市場価値たるや、これこそまた圧倒的であるわけです。
超使われている。彼らが言うに、正確なMAU(月間アクティブユーザー)の数は公表していないものの、
広告の媒体資料なんかを見ると、「アクティブユーザー超いますよ」と言いたげなのがこれでもかと伝わってくる。
※ググれば出てくる。
「②金の動き」について
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やっぱり金です。金というか、「余裕」です。
挑戦する気概や、あるいは失敗を恐れず新たな発見を求め続ける体力があるのってとても大事で、
そういうところにもやはりパワーは集まるわけです。
この場合は、勢いといってしまってもいいかもしれません。
そういうのがなんだかヤベェことにつながるわけなのです。
具体的にはこれもなんかアレなんですけど、某サイバーほにゃららとかもそうですよね。
選択と集中と、それ以前に挑戦と思考みたいなものが大前提で文化として根付いているわけです。
っょぃ。
③そして。
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そして、そういう勢いや力強さをもった、もはやそれは文化であったり産業構造であったりすると思うんですけど、
そういうところに"仕組み"や"座組み"、もっとかっこよく言うと"スキーム"(ドヤみたいなものを提供して、ヤバイことになりたい。
結局、この業界(自分の場合にはインターネット)で、正解とされていたり、市場強者あるいは勝者となっているのは、
めちゃくちゃな力強さ(人間っぽさ)に対して仕組みを提供し、そして生まれた金の流れ(挑戦権)に投資し続けたところなわけでして。
名前を挙げるのもアレですが、たとえばGoogleとか、Appleとかでしょうか。
検索で言えば、
「情報が集まる⇒情報がほしくなる⇒探すのがめんどくさくなる…簡単にしてしまおう。⇒人が集まる⇒探してほしい側も無視できなくなる⇒金が集まる」という。
風が吹けば、じゃないけれど、人間の欲求に基づいた、磐石なスケーリングモデルだと感じております。
LINEだってそうです。あれも「つながりたい・コミュニケーションとってたい欲求」を簡単にし、うまく広告商品化しているものなのです。
簡単かつ、欲求にダイレクトなところで、ヒットすべくしてヒットしたわけです。
そしてやれ「LINE電話」とかいってキャリアの座を狙ってみたり、そういうこと考えていたのであろう、ちゃんと各キャリアにはすでに根回ししてたり、
ビジネスコネクトというかたちで、EメールによるCRM(サービスの内部施策)を殲滅しにかかったりしていくわけです。
なぜなら金があるから。余裕があるから。
以前、担当としていろいろ取り組みはさせてもらっておりましたが、
ここ最近の駒の運び方は、もう見事というほかありません。
本当に恐ろしいメディアに育ちました。
自分がいるところが、広告や、インターネットメディアのようで、そういう分野ってデジタルとかテクノロジーとか言われながらも、最終的には人間の欲求に深々と依存しており、そこの欲求に答えられたものがうまくいく傾向にあるわけです。
驚くほど、人間的なことをやっていたりします。
そして、その大いなる流れを見出し、「価値の在る効果」を見出し、ニーズを生み、収益を生み、そして新しい「必然的な標準」を生むような取り組みをしたいわけです。
世の中に影響を与える仕掛けを作るには、それが一番早い。
こういうことに頭を使って、進めていくわけです。
明日もあさっても。
なんつって。