【業界ニュース】Tポイント勢の陣地拡大と2015年のデジタル広告とアドテク。
みなすぁん
お疲れ様です。高橋です。
フリービット TSUTAYA/ Tポイントを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とのモバイル事業における戦略的資本・業務提携を発表
少し前に「キャリア事業を開始します」と宣言したフリービットさん。
その後、あまり聞かなくなっておりましたが、なんとCCCが助け舟。
内容的にはもうCCCがMVNO業界に参入しました、という解釈でほぼ相違ないもの。
ここにポイント連携だったりCCCのインフラが流れ込むことになりそうなのですが、広告配信サイドから言っても、回線事業社のデータは結構今後の市場価値が高いので、これは広告事業も収益源としているCCCにとってはおいしい話なのでしょう。
Visa加盟店で使える! さらにTポイントが貯まる! プリペイドカード「ソフトバンクカード」を提供開始 | ソフトバンクモバイル株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンク
かとも思えば今度はソフトバンクもT-Point。なんやねん。
と、これはソフトバンク傘下にYahoo系列があるからか。
ポイント業界も大胆な業界統廃合が加速してきました。
新規参入があり得るとしたら、LINEくらいでしょうか。
あそこも決済事業はかなり期待して進めているらしく、LINE PAYという隠し玉をどう乗っけてくるか、、、。
KDDI(というかMediba)の生き残り戦略Syn.プロジェクトに価格コムサービスが参入。
”一億”で”連合体”として”最大規模”らしいんですが、言いたいことがよくわからないのが正直なところ。つまりどういうことなんだぜ?
とりあえずただのインターネットユーザとしては、結構楽しみなものではあります。こういう「ネットにわかりやすく新機能を追加する」みたいな話はあまりなく、確かに彼らが言うとおり、ネットはインタラクティブではあるもののメディアというドメインで断絶されていた領域なのでしょう。
それはともかく、はたして儲かるのか。
これ、ビジネスモデルとしては広告収入とバーターによるアライアンスフィー、もしくは送客課金でしょうか?バーターなのでほぼ利幅ないと思いますけど。
とはいえどこもかしこもみんなキュレーション(ただのアグリゲーションも多いですが)となった今、いままでにないモデルだからこそ先は読みにくいが、もしかしたら大勝ちする可能性もなくはない、のかもしれないです。アド配信をたとえばKDDIの端末利用ベースを実装するとか、そういう切り方できたらかっこいいですよね。管轄はそれこそ直接子会社にランクアップしたスケールアウトかもしれないですけども。
CAZさんがいつもやってるやつ。今年も出したようです。
かなり定義があいまいではありますが、国内のネイティブ広告市場のスケール予測も。
ぶっちゃけ、アドフォーマットの変化はプレイヤーの流れというより市場やユーザーの流れなので、ある程度の勝ちパターンが見えてしまえば媒体がまずはそこに乗っかってくると思うので、在庫やメニューはどんどん増えていくでしょう。
広告主としてはよければやるし、微妙なら取り組まないというジャッジメントでよいと考えてます。
CAZさんはアプリのお客さんが多いので、AppStoreやGooglePlayのようなマーケットかInAppディープリンクとの取組を想定されていると思うですけれども、ネイティブ広告だからこそ、ランディングページのコンテキスト照合はマジでやったほうがいいと思っており、話をちらっと聴くにその辺まだ認識はされてないのかなあと感じます。
CriteoがDynamic Product Adsのモバイル配信に対応 | Unyoo.jp
Criteo×FacebookExchange。
WSJでは「Googleへの対抗」なんて言われてたりはしましたが、
出稿側としては有効な施策の一つになるのは間違いないと思います。
とはいえ全体のエンゲージメントを増大させるものではないので
主軸の施策とは別に走らせておく、という使い方になりそうです。
Criteoもそもそも効果はいいものの、露出がとにかく強いし露骨なリターゲティングのため誘導効率とCV効率も良いという実績は出てるけれども。なんかそもそも必要なんだっけ?みたいな議論も実は水面下で進んでいたりして、彼らも気づいていたりして、な今日この頃。
とりあえずは
「ホントよくできてんなあ。」と思います。
うむ。
なんつって。