「就活が3月スタート」じゃねえよ。現実を見ろ、大人が。
就活3月スタート、実態は… 「選考受けた」45% :日本経済新聞
新卒の就活(企業からすれば採用活動)のスタートは3月に後ろ倒されたものの、まぁフタを開ければこんな状況ですよね。最近いわゆる就活について、みたいな相談とか機会が多いので口を出す。
ぶっちゃけ模擬面接やらインターンシップやらセミナーやら、企業と学生の接触の機会はなくならないのだから、その場に採用判定の意味合いがあったかなかったかなんて外部には伝わらない以上、この動きは取り締まりようがない。
営利組織の純粋な競争なんだから、国とかナントカの「みんなルール守ろうね」で採用活動の管理なんてできるわけがなく、どんだけお花畑なんだかとちょっと呆れる。
ルール化したいのであれば、もうちょっと本質的な原理原則に踏み込まないとダメだろうよ。こういうところで産学連携(なるべくなら官も)が求められてんでしょうに。
そもそもルールを敷いてあげるオトナ側が「就職活動」という部分に拘りきって頭を使っているところがすでに残念な気がする。
学生から社会人としての柔軟な移り変わりのフロー(送る側・受け入れる側)と、全体的に経済や産業の生産性を上げる方法まで切り崩したら、「選考開始をいつにするか」みたいな話にならないと思うんだよね。専門知識が身に付く3年生だか4年生になったら随時でいいじゃない。授業休んで履歴書書くってなんやねん。学生100人集めて学校で説明会ってなんやねん。「みんなが受けるっていうからエントリーしてみる」ってなんやねん、それで誰が「よかったですね」ってなるのん。
こういうルールを決めた側の質や踏込みが浅くて、何も知らずにちゃんと指示に従った人たちが損をするという構図すごくダサいし、なんていうか報われなさすぎて悲しい。
と、もう就職も転職も終えちゃった口で言うてみる。
おなか減った。
なんつって。