じぎょメモ

都内某社でデジタルマーケティングとか社内ライターとかしてがんばっている。勉強中で日頃気になったアレコレをまとめます。気持ちアドテク多めな気持ち。

【業界ニュース】Googleの気になるモバイルシフトとアプリとテレビとアウトソーシング市場

お久しぶりんす。高橋です。

 

Googleのモバイル(というかアプリ)へのフレンドリースタイル(というか侵略)がいよいよ強まってきました。

モバイルWEBには「mobile friendly」、アプリにはGoogle版DeepLinkの「AppIndexing」が登場、そして珍しく「検索順位とか上がる」みたいなのを公言。マジかよ、というわけで各社体制の構築だったり泣きながら夜な夜な対応作業をしている今日この頃かと思われます。この辺はあとでまとめようかな。

そんななか、

 


Google Updates AdMob With Audience Targeting Tools, Native Support 03/03/2015

 

いよいよGoogleさんも本格化。AdmobのアップデートでプライベートマーケットプレイスにつながるであろうオーディエンスデータマネジメントとNativeAdsに対応。クローズドβテスト中とのこと。参画パートナーになんとまあユナイテッド社CocoPPaがいらっしゃる。話聞いてみようかな。

いやいや、いままでAdmobってなんかGoogleのなかでそんなに優先度高くないんじゃないか(失礼)って思っていたのですけれど、ここにきて結構大きなアップデートになるわけですね。Yahoo7も先日NativeAdプラットフォームをローンチするとのことでしたし、何度も申し上げますがメディアの収益化に貢献できるようになれば、2015年夏あたりネイティブ広告をはじめとするモバイルアドフォーマットの転換期が一気に来そうですね。

 

Yahoo7のNativeAdのプレスリリースはこちら。

Seven West Media Limited (via noodls) / Yahoo7 launches Native Ads

 

 

 


Turn、ゲーム理論を使った入札価格の算出など5つのアドテク特許を取得:MarkeZine(マーケジン)

 

Turn、国内だと電通さんが比較的頑張って売ってたイメージがあり、態度変容をリターゲティングロジックに活用したベロシティターゲティングみたいなのが結構よかった的な話までは聞いていたのですが、それ以降はあんまり耳にしなくなりました。

広告配信のロジック(技術込み)で特許取ったそうですが、デジタルなのでコピー・模倣しやすく、というかそんなもの蔓延しており、プロダクトサイドがちゃんと儲かるように、と中途半端なものが市場に出ないように、の観点からこういう権利まわりは各社しっかりやっといたほうがいいんだろうな、と思いました。

(小並感) 

 

 


Google が言う 「モバイルフレンドリー」 とは? モバイルフレンドリーテストツールで色々試してみた | WWW WATCH

 

この検証、

・画面からハミ出るな。

・文字は読めるサイズにしろ(一部できてればいいらしい)。

・ PC サイトでも viewport meta の指定をうまくやるだけでモバイルフレンドリーになっちゃいそう

 

だそうで、つまり 「モバイルフレンドリー = スマートフォン対応 (あるいはレスポンシブ Web デザイン)」 ではない。

というナントモな結果が出ております。ナニソレ。

この辺、まだ僕自身が全然わかっていないので、もっと勉強しないとなあ。とりあえず自分で触ろう。

 

 


出会いアプリの王者、YYCとハッピーメールがApp Storeから完全リジェクトされた話し : ロケットスタッフのブログ

 

細切れでちょこちょこブーストを行っていたのが悪いのか、それともサービスが(今更?)指摘されたのか。どうあがいてもアクセスできないという一番厳重なリジェクトを受けているようです。(YYCは3日18:00時点で復活しているのを確認)

 こういうサービス、っていうかこの二社って結構荒稼ぎする(と話に聞く)のだそうで、会社の収益の中心となっておるのでしょう、それがいきなりなくなろうモンならハンパなくアレですよね。

しかもどうやら課金導線も(そういや)Apple通しだし、そこも絶たれちゃうとなるともう誰にとっても何のために存在しているのかが分からない。

ほとんど使ったことはないんですが、結構いいらしい(代理店男子談)ので、ちゃんと使えるようになるといいですね。(雑)

 

 

 


Facebook広告を毎月100万円を使って気づいたこと : ロケットスタッフのブログ

 

上記のブログでむしろappのプロモーションとしてはこちらが興味深かったです。

Facebook広告のクリエイティブに「天気」や「時間(朝昼晩)」の要素を入れて運用するというもの、CTRが結構違うらしく、CTRが結構違えば露出レバーにも小さくない影響がみられると思うので余裕があれば対応したいところであります。

っていうかこれくらいするのがふつうよねえ。自分は全然まだまだだー。

 

 

 


クーポン反応者を拡張して広告セグメント作成、カンムがCLOとDSPの連携サービス開始 日経デジタルマーケティング

 

クレジットカードの利用履歴(に近しい)を活用したターゲティングが出てきました。

データエクスチェンジ市場においては確か提供しているカード会社もあったかと思いますが初めてオープンになったケースではないでしょうか。

これをもとにDSPを作って売っていくようですが、果たしていまさら真っ赤なDSPマーケットに参入して上手くいくのか、だいぶ疑問です。

データサプライヤとしてDSPやDMPにデータ提供だけしていればよかったんじゃないかと思いますはい。

個人情報の観点でいえば、結論「オーディエンス拡張なんで!」って言っちゃえばいいのかもしれないですが、カード利用履歴のオーディエンス拡張ってどんな価値があるのか、それはそれで心配です。

 

 

 


ここを聞きたい! 地上波テレビ広告の現在(リアル) 第1回「デジタル」 - 電通報

 

結局よくわからないですが、テレビ広告に起こっている変化は

・キャッチアップ(後で見る)

・セカンドスクリーン(スマホ、特にTwitterなどしながら見る)

 

だそうです、これら自体結局CMの優位性を解く要素にはならないし、CMを飛ばすという変化に対してノーコメントなので、セカンドスクリーンで何ができるか、みたいな取組みないしプロモーションギミックを考えることが、今後テレビというチャネルの効果最大化につながるのだと思います。っていうのがデジタルマーケティング側からの考えなんですが、テレビのプランナーやプロデューサー的にはいかがなんでしょ。まだまだこの辺壁を感じますね。

 

 

 


ロックオン、ネイティブアプリの効果測定サービス「アプリエビス」リリースへ:MarkeZine(マーケジン)

 

アドエビスがアプリ対応。カバーできるに越したことはないものの、彼らはWebCPA系の案件に強かったと把握してるんですがアプリの計測についてはどのクライアントを想定したのか不明。よもやまさか、いまからゲームなどではないでしょうし単品ECはアプリ化するメリットほぼないですし、やはり総合EC系になるんでしょうか。

 彼らとしては(もし既存顧客で導入進めるのであれば)すでにWebは握っちゃってますし、プライベートDMPの構築への誘導なんかもスムーズでとてもよいですね。ただアドとCRMは思った以上にやりようが違うので、ここら辺をどう処理するか、が気になるところ。(大体、アドのプレイヤーから進むDMP導入はここでコケてる気がする)

 

 


40億円調達のラクスル、クラウドソーシングを使ったチラシ制作の新サービス——リアルワールドと連携 - TechCrunch

 

 


ランサーズとリアルワールドが業務提携、国内クラウドソーシングの勢力図を塗りかえる - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)

 

リアルワールドさんのクラウドソーシング領域での提携が最近多くなってきております。某クラウドワークスさんを狙い撃ちなんでしょうけど、意外なプレイヤーが動き出してきたなあ、という印象です。

 

 


KCCS 米でベンチャー企業発掘強化 サンフランシスコに拠点 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

自社の海外展開のサポートと言いつつ、デジガレやアドウェイズの海外チームのようなスタートアップのリクルーティング的動きになるんでしょうか。

アドウェイズは特にシリコンバレーやインドなど、技術的な先進拠点のリサーチや情報収集のためだけに子会社置いちゃったりしているらしいのですが、これが結構うまくいっているとのこと。

現地の空気でないとわからない感覚みたいなものがあるんでしょうねえ、こういう投資は結構重要だと思います。技術格差や発想の格差を甘く見ているとすげえ痛い目に遭う気がします。とくに日本企業なんかは。

 

 

そんなこんなでした。

まだ火曜日なの…。

LINE@をやっております(更新はしてません)

f:id:tklt_05:20150218170323j:plain