じぎょメモ

都内某社でデジタルマーケティングとか社内ライターとかしてがんばっている。勉強中で日頃気になったアレコレをまとめます。気持ちアドテク多めな気持ち。

【広告業界ニュース】いよいよ国内のネット専業広告代理店さんが効果計測ツールの自社開発を諦め始めてきた(ように思う)件。

Q,高橋さんはクリスマスって予定空いてますか・・・?

A.空いてません。(仕事で)

 

どうもこんばんは。今年ももうあと1ヶ月とちょっとですね。

赤い服着てはしゃいでる奴らになるべく苦しくて後悔の残るかたちで死を。

メリークリスマス。

 

MERYでもなんでもないんですけど、どっちかというとmeasurementなんですけど。

最近外資系のアプリ用効果測定ツールな皆様が日本参入に積極的でして、それにこたえるような代理店さんのリリースとか提携発表ラッシュでして。気になったのでまとめてみました。

 

もともと国産のアプリ効果測定ツールは、大体広告代理店さんが(ほぼ)無償で提供しているイメージが強いんですね。

CyberZさんのFOXとか、AdwaysのPartytrackとか、トラコスのTASPADとかありましたなあ、老舗でいうとアドイノベーションさんのAdstoreTrackingとか、ディマージシェアさんのApptizerなんかが始祖かな、と知る限り。

 

もともと効果測定ツールをアプリの中に導入して、広告や集客の効果測定を実施しますと、広告主はその数値をもとにKPIだったり集客目標、投資判断を立てたりするわけです。

基本的にはアプリが立ち上がるときに空のSafariとかAndroid標準ブラウザがくるっとなるCookieSync方式でトラッキングするわけですけれど、それもそう精度にはツールごとに差があるわけです。仕組み上100%の計測はできない。フィンガープリント計測においても然り。

となると、クライアントとしては通年や何か年で事業成長を見たいとなったときに、なるべくツールを変えたくないわけですね。っていうか鬼しんどいと思います。社内の数字やルールが変わっちゃうわけですから。

 

そこに目を付けたのが代理店様です。小さくないアプリの広告予算、これをなるべくギュッと抱きしめて離したくはない。

www.youtube.com

 

あと、効果見て運用型とかクリエイティブとか結構コンサルぶって好き勝手できるし超ええやん。

 

となって

OneSDK的なソリューションも含めて一時期はあっちもこっちも効果計測、な流れだったわけですね。

 

そんなJapanのマーケットが変わりつつあります。

外資系のツールベンダーの度重なる国内参入と、代理店の提携フィーバー。

 

◆D2C R、海外の広告効果測定ツール提供会社3社と提携し、データ連携する『ART DMP』の提供を開始

http://rtbsquare.ciao.jp/?p=8950

 

 

これ、先日リリースされたオプさんのSpinApp(Adjust+IDFA/AdID貯めるためにサーバー立てるよ)と同じ座組みですね。

 

◆オプト、アプリプロモーション総合支援プラットフォーム「Spin App」の 提供開始 ~adjustと戦略パートナー提携開始~

http://www.opt.ne.jp/news/pr/detail/id=3152

 

 

 

おそらくTwitterFacebookGoogleなどのトッププラットフォーマーのパートナーに今からなっていくのがあまりにキツく、0ベースの新規事業として立ち上げることができなくなってきたのでしょう。

媒体は「売上あるなら提携しよう」ですが、上記媒体なくしてアプリマーケティングにおかれましては、グロスアップがいよいよ難儀なご時世であります

 

 

その他外資ツールもそろい踏みですね。

 

◆ユナイテッド、エージェンシー事業において、モバイル広告効果測定プラットフォーム「AppsFlyer(アップスフライヤー)」の取り扱いを開始

http://www.united.jp/news/release/ad/20151125_ag.html

 

 

GMOアドパートナーズとApsalar、日本での戦略的パートナーシップを発表

https://jp.apsalar.com/news01/354566640/

 

ちなみにここに単独で記載のないTUNE社(元・MobileApp Tracking)はセプテーニアメリカさんとがっつりだそうです。

 

 

というわけで、代理店謹製のアプリ用効果測定ツールはFOX(CAZ)とパートラ(Adways)くらいしか生き残れなさそうですね。

(AdstoreTracking さん最近聞かない。。。)

 

広告主側としては、アプリ内に会員情報や売り上げといった1stPartyDataを蓄積したり、IDFA/AdIDといった端末固有の広告識別用IDを貯めこんだり、DMPとしても結構事業影響の大きい資産を抱えるわけで、今後はここのセキュリティや代理店への柔軟な権限設計における機能性などがフィーチャーされそうですね。

既存のエージェンシーベンダー提供のツールにおいては、基本的に自社でなんでもかんでも商流一貫し運用する仕組みなのでこの辺は未実装なのでは、と思っていたり、また今後はこういったある意味フラットな外資ツールの導入が進むことで代理店間における競争環境が整備されたり、また市場が賑やかになりそうな次第ですね。

 

www.metaps.com

 

そんななか、ツールベンダーとしてトーチライトさんと提携し、一気にメジャメントパートナーまわりでの劣位を捲ったMetapsさんのハンドル捌きはさすがの一言。今後に期待ですね。

 

そんなこんなでカエリタイ22時。

そろそろ人生の提携先を探したい高橋でした。

おあとがよろしいようで。

 

 

そんな高橋と一緒に働きたい人大募集!!!!!

マジで、世の中の進化のスピードが激しすぎて人不足なのです!!毎日泣いてる!!

アドテク、メディア、マーケティング好きな人きて!!

実は採用の仕事もやってるんです。

 

仕事の話じゃなくてもいいので「気になるなあ」とか「お茶でもどうですか」はTwitterまで連絡ちょうだい。

twitter.com

 

オネシャス!!!!